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エネルギー単位

単位の倍数は、キロ(103)、メガ(106)、ギガ(109)と3桁(1000倍)毎が基本になっています。
 西洋では3桁(1000倍)毎が基本になっていますが、東洋では万(104)、億(108)、兆(1012)と4桁(10000倍)毎の位が基本になっています。ちなみにエクサ(1018)は100京(けい)。
エネルギー問題を語るとき、単位が合っていない、期間係数が異なる、などの食い違いがあり、非常にわかりにくい。今のところ統一した基準はないようです。
設備能力を語る場合と、需要または供給量を語る時では単位が異なってきます。

「エネルギー単位換算」を参考にしてください。
 

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2013/03/21

多角的エネルギー政策が日本を救う

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これからの日本におけるエネルギー政策は、エネルギー供給源を多様化していく視点が必要。

化石燃料革命が話題となるなか、新化石燃料ではシェールガス・オイル、メタンハイドレード、CBM(コールベットメタン)などが有望視されている。

もっと広げれば地熱利用もこの範疇に入れて差し支えない。

 

これらはすべて地下資源であり、深部掘削技術の発達により経済性が認められるようになってきた点で共通点がある。

技術面から言えば立坑の掘削に加え水平抗井の掘削が可能になってきたことによる進歩でもある。水平抗井の掘削や水圧破砕の技術は、北米のシェールガス・オイルの開発で飛躍的に進展したことは「シェール革命」の記事でも述べたところだ。

 

歴史的には旧来の化石燃料は可採範囲が当時の採掘技術に合った分量でしかなかった。

つまり石油の確認埋蔵量は40年つまり「石油はあと40年しかもたない」と云われていた。

 

ところが、最近になってこの数字が大きく動き始めてきた。石油60年、天然ガス250年、石炭100年以上と云われるようになった。特に天然ガスについていえば最近の採掘技術の進歩によりまだまだ「のびしろ」がある。

 

地下資源の埋蔵量はこのように技術の進歩によっていくらでも変化する。日本列島は比較的新しい地層のため商業生産可能な量はないと云うのが今までの定説だった。ところが採掘技術の進歩とともに地熱の影響による石化燃料の地層形成の促進もあり、今後可採埋蔵量が増えていくことは間違いない。

日本のエネルギー開発について最近のトピックスでは、メタンハイドレードとシェールガス・オイル、CBM、高温岩体発電などが注目されている。


日本でシェールガス・オイルが見つかったと云うニュースは2012年7月6日朝日新聞夕刊で報道されたが、このことについては別ページで詳細を報告する。秋田で試験採掘がはじまるシェールオイルは最大1億バーレルと云われ国内の年間石油消費量の10%程度にしかならないが、エネルギー自給の面から重要なテーマとなる。

更にCBM(コールベットメタン)は開発途上にはあるが、簡単に云えば石炭層の表面に吸着・包蔵されているメタンを分離する技術だ。メタンを分離するにはガス置換が必要となり従来窒素が使われていたが、CBMガス井の上に火力発電所を設置しその排ガスCO2を置換ガスとして石炭層に還元する。CO2カット(地層処分)を発電と同時に達成する画期的試みだ。

日本のエネルギー自給はそれぞれのテーマは小規模でも、地下資源開発の共通した技術基盤に立てば相乗効果が見込まれ、将来希望が持てるものと考えられる。

しかしこれは民間だけでは達成できない。国家プロジェクトとして計画的に進める必要がある。地球温暖化を危惧する見解もあるが生メタン対策(燃焼すればメタンの温室効果は削減される)、燃焼設備の効率化(ガスコンバインドサイクルやフラシュ発電・バイナリーサイクル)を図り熱効率を上げることにより温室効果を削減することが可能である。又日本のエネルギー開発技術・ガスタービン等の燃焼効率効率化の技術やプラントを輸出することによって排出権取引のメリットを取り込むことも可能だ。

 

自給体制が進むまでは輸入エネルギーのコスト低減の努力が必要だ。米国の「シェール革命」によってロシアの欧州向け輸出が落ち込みロシアのLNG売り込みは日本に照準を合わせてきている。サハリン1(ロスネフチ)サハリン2(ガスプロム)ウラジオLNG(ガスプロム)の各プロジェクトには既に日本企業(伊藤忠・丸紅・三井物産・石油資源開発)が参加している。北米のシェールガスも日本への輸出に向け前向きに進んでいる。

この好機を捉え当面は輸入エネルギーのコスト低減を図りながら自給体制の確立に向かっていかなくてはならない。


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