COUNTER

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エネルギー単位

単位の倍数は、キロ(103)、メガ(106)、ギガ(109)と3桁(1000倍)毎が基本になっています。
 西洋では3桁(1000倍)毎が基本になっていますが、東洋では万(104)、億(108)、兆(1012)と4桁(10000倍)毎の位が基本になっています。ちなみにエクサ(1018)は100京(けい)。
エネルギー問題を語るとき、単位が合っていない、期間係数が異なる、などの食い違いがあり、非常にわかりにくい。今のところ統一した基準はないようです。
設備能力を語る場合と、需要または供給量を語る時では単位が異なってきます。

「エネルギー単位換算」を参考にしてください。
 

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2013/01/31

北米「シェール革命」と日本のエネルギー政策

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IEA(国際エネルギー機関)は昨年11月に、米国は天然ガスに関しては2015年にはロシアを抜き世界最大の産出国に、原油は2017年にサウジアラビアを抜き世界最大の産油国になると発表している。

 

「シェール革命」と云い「シェールガス革命」と敢えて言わないのはわけがある。従来シェールオイルはシェールガスの開発コストの3~4倍かかるためコスト的に難点があり開発が遅れていた。ところがシェールガスの掘削技術が進むと同時に採算が取れる状況が生まれてきた。特に同じガス田で両方が採掘される条件があればさらにコストは下がり十分採算ベースに合う。

 

シェールガスは従来の天然ガスと変わらないが、地下2000M~4000Mの頁岩(けつがん)の地層の割れ目にある天然ガスだ。全世界では回収可能なシェールガスは6600兆立方フィート存在し世界の消費量の250年分に相当する(国際エネルギー機関発表)

 

日本はLPG(液化石油ガス)を年間1200万トン輸入しており大半を中東に依存している。このため世界で一番高い価格(CP価格)となっておりシェールガスの輸入が実現すれば二分の一以下の価格となる。

2012年にはLPGだけで一兆円を超える輸入実績となっているため、シェールガス輸入は必須となっている。

LNG(液化天然ガス)はカタール・オーストラリアー・マレーシア・ロシアなどから、昨年6兆円輸入されているがシェールガスの価格波及効果も期待でき、北米のシェールガスに置き換わる効果も入れるとその効果は計り知れない。

 

ところで北米のシェールガスの輸入が可能かどうかが問題となるが、FTA(自由貿易協定)締結国優先で韓国が有利であることは間違いないが、米国内でも国益を考えればFTA締結国以外にも輸出拡大するべきだと云う政治決定も現実的だ。また権益取得は日本の大手ガス消費会社や商社が具体的に着手しつつあり、カナダとの契約も進められている。

 

日本のエネルギー調達の多角化は急務だ。LNGの液化設備はコストがかかりヨーロッパや中国のパイプライン化には負ける。ロシアはチャチャンダ・ガス田から3000Kにわたるパイプラインをウラジオストックまで引く計画を決定、年内に着工すると云われている。また、サファリン2のLNGプラント計画も進行中だ。

米国のシェールガスの輸入を促進すると同時に他の国からの輸入ルート多角化やパイプライン施設も進めなければならない。


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